3月2日(水)
「東西の違い」
  すっかり病院嫌いに拍車がかかった私ですが、高熱でボーッと待合室に居ながら
考えていた事があります。「西洋医学と東洋医学について・・・・・」。
  西洋医学とは対処療法・・・・・ある症状に合わせて、手術や投薬で症状を緩和・排除することを
治療の目的としています・・・・・であり、その全てとは言わないけれど、根本的な治療は難しく、
治療が治療を生むような事や、副作用の恐れもあります。
  対する東洋医学は、体質療法です。個人の体質そのものに原因を求め、
体質改善をゆっくり行う事で、人間本来の治癒能力を引き出そうとするのです。
副作用無く病気になりにくい身体をつくろうとする考えであり、特別というか超越的というか、
そんな「力」を生み出すものが人間には備わっているという考えが、その基盤にはあるように思います。
  どちらがイイとか優れているとかの話じゃなくね。
  建築に関する材料でも、最近「呼吸する素材」だとか、ホルムアルデヒドを吸着分解する素材だとか
たくさん出てきています。この手の商品は、とても西洋医学的だと思う。対処的発想の商品ですね。
  逆に、「東洋医学的」な素材は、やっぱり「木」だと思う。
同じように「呼吸」して湿度を調節してくれる素材と比べると、性能は同じだけど、
見て「安らぐ」だとか、非常に抽象的だが深層にて私達と結びつくモノを感じる。
そこにあるだけで、触れるだけで「安らぐ」「癒される」建築素材は、人造物には無いと思う。
有機物としての身近さが「木」にはあります。
  そして、おそらく人類が、どうだろう、大地に生まれ最初に「住みか」を決めたのは、
雨露(あめつゆ)をしのぐ為に「木」の下だったのかも知れない。
そう考えないと納得できないくらい、「木」があると安らぐ。
ですから、その性能面だけでなく、「生活」に「木」がある事によって、個人としての精神面の安定や
家族の「和」を助ける力に成りうると、私は思っています。
もちろん、「木」があれば何でもOKって訳じゃなく、「人」なんですけどね。
だけど大きな手助けをしてくれる。
徐々に、そして長くサポートしてくれる。
語らずとも「安らぎ」を与えてくれる。
  更に加筆するのなら、東洋医学の欠点は、時間が掛かる事だと思う。
けれども、私達もその生活の中で、人間関係、友人関係、親子関係、恋人関係、夫婦関係など、
時間を掛けて築き、または場合によっては時間をかけて修復する事も多い。
早期に結果を求める対処方の考えは、これら人間関係の為の・・・・・にはとうていない。
時間がかかるというのは、その全てが欠点ではない。
どうしてもその「時間」が必要な問題もある。
また、そもそも人間関係に特効薬なんて無いはずだ。
大変だが、自ら体質(改善)型の考えをする事。
人の「力」を信じる考えを持つ事によって、自分が多くの支えによって存在する事が理解できる。
ありがとう「木」よ。ありがとうございます「みんな」。かな(笑)。