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woodyな生活Q&A

  1. Q1. 木を使う事、木を切ることは、環境破壊にならないの?

  2. Q2. 木はエコ=マテリアルだと言うけれど具体的に教えて?

  3. Q3. 「無垢(むく)材って何」?

  4. Q4. 「ウレタン塗装」と「植物性自然塗料」との違いは?

  5. Q5. 木の素材としての長所は?

  6. Q6. 木の素材としての欠点は?

Q1. 木を使う事、木を切ることは、環境破壊にならないの?

厳密に言うと、適正な建築施工と適正な森林育成を行えば環境破壊にはならないし、それをしなければならないというのが答えなんだ。まず「木」は森林にあって、生態系に大きく寄与して私達の地球を支えてくれているけど、それは光合成を行って大気中の二酸化炭素(以降CO2と表記)を体内に固定化しているんだ。

だけど「木」にも樹命(じゅみょう)があるから、老木になるとその内部側が徐々に朽ちて(木の内部が空洞化)、CO2を放出するようになるんだ。「木」はしっかりとした建築施工をすれば、その樹命(じゅみょう)以上、木材としての第2の人生があるというから、例えば100年で死んでしまう木を80年で伐採して、80年間木材として使用すれば、問題となっているCO2の増大も、森林で一生を終えると 100年間のCO2の固定化も、木材とする事によって160年間固定できるって事なんだ。それに、160年後に再び伐採しても、80年前に植えた木が成長しているから、木は減らないはずだよね。けれども、その樹命(じゅみょう)より早くダメにしてしまう「木材」の使い方じゃ減る一方だし、それに、すべての森を適正な時期に切ればイイというわけじゃなくて、「魚つき林」だとか、その森があるからこそ川を通じて豊かな海がある森なんかは切るべきじゃないし・・・・・。もちろん、ご神木と呼ばれるような老木・・・・・大木なんかは、やはりCO2の理屈のみで判断せずに大地の上で樹命(じゅみょう)を全うしてもらって、次世代につなげていくべきだと思うんだ。

原生林というような、我々が手を触れてはいけない森の木は切らずに、自然の恵みをいただいて、切らせていただく森との見分けをしっかりして、そして何より、切れば「植える」という事が重要なんだ。外国から輸入される木材の中には、植林が難しい種類のモノもあるし、僕らはその辺を注意深く考慮しながら素材を選定しているつもりでいるし、常に肝に銘じている点です。

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Q2. 木はエコ=マテリアルだと言うけれど具体的に教えて?

木は栽培可能な資源だし、クリーンな太陽エネルギーによって生長するエコ=マテリアル(=地球環境に優しい素材)だと思います。 なんと言っても「太陽エネルギーが地球上にふりそそぐ量=人類が一年に使うエネルギー×2で、光合成による植物生産=年間1700億tの植物質」と言われていて、そのうち43%が森林で形成されるんだから、この自然の恵みを大切に使わせて頂く事が大切だと思うんだ。もちろん生態系に十分な配慮をしながらね。

材料原あたりの製造エネルギー」を比較しても、アルミサッシは、木製サッシの31倍のエネルギーを使う。鋼製箱物家具は木製の15倍のエネルギーを使う。鉄パイプは足場丸太の7.8倍のエネルギーを使う(木材には、その丸太の運搬や、その後の加工エネルギーを含む)。ですから、いかに木が省エネルギー素材なのかわかってもらえるよね。

ちなみに、アルミ缶一個を作るのに、割り箸500膳分のエネルギーを使うんだから木と比較して他の素材がいかに貴重な資源を費やして製造されているかがわかると思うんだ。もちろん木の価格が高かったりするけれど、地球号の一員と言うか何百年、何千年単位で考えてみると木でよいものを他の材料に置き換える事はエネルギー消費という点で、人類にとってあまり良いこととは思えないんだけどね。

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Q3. 「無垢(むく)材って何」?

無垢とは、まじりけの無い同一素材のことで、例えば「純金」のことを「金無垢」と言ったりしますよね。建築では、表面を木に似せられた製品が多いからか「100%木」を無垢材って言うんです。



無垢材に近い木材としては、無垢積層(むくせきそう)材とか積層集成(せきそうしゅうせい)材と呼ばれるものがあります。これは、小さな木のブロックを固めたもので、キッチンカウンターなどに使われているのをご覧になった事のある方もいるのでは…。これは、全てが木ではありますが、一本の木からとったものではありません。ラミナーと呼ばれる線が入りますから、その辺で好き嫌いが分かれますね。間伐材の有効利用という側面もあります。



そして、表面のみ薄くスライスした木を張ってあるのが練付集成(ねりつけしゅうせい)材と呼ばれるものです。

 

ドア・建具、家具などは、その全てを無垢材で造りますと高価なものになりますので、突板(つきいた)ベニヤや練付(ねりつけ)ベニヤ」と呼ばれるものを弊社でも使用致しますが、まあだいたいこんな感じだと思ってください。

二枚の写真を見ると、ニセモノって感じで悪い印象があるかもしれませんが、木材としての良材な木の有効利用という側面もありますし、屋内のドアや家具に利用する素材としては高級品です。ただし、ドアや家具とは違い大工さんが固定して、とれなくなってしまう場所−柱や窓枠やドア枠、敷居や鴨居−などはどうでしょう?やはり、”呼吸”してくれる事によって湿度を調節してくれる無垢材が良いと思います。

ちなみに「突き板」とは「突いて削り出した板」という意味で、英語ではスライドベニヤと言います。英語で言葉があるくらいですから歴史は古くて、エジプト文明時代の家具や、ピラミッドの内部にも残っているらしいですし、ギリシャ・ローマ時代の王朝家具にも使用されています。日本でも正倉院の宝物の中に、突き板貼りの箱があります。

最後にこの写真が、木を似せたまったくのニセモノですね。表面に強化した紙やポリエステルが貼ってあるんですね。

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Q4. 「ウレタン塗装」と「植物性自然塗料」との違いは?

よく表記されているウレタン塗装とは、木や突板ベニヤの表面を着色後、透明なウレタンコーティングするみたいに、皮膜を作ってのせる塗装で、わかりやすく言うと接着剤とかがこぼれて、そのままにしておくと透明な固まりになるじゃないですか。あんな感じで包みこむんですね。だから、せっかくの木の呼吸作用も消してしまいます。一方、植物性自然塗料はオイルフィニッシュと呼ばれ、木の内部に浸透した亜麻仁油の分子と木の分子が結びついて硬化定着します。そのため、木の呼吸作用は消されません。

ウレタン塗装と自然塗料の手触り、肌触りと言うか、触れてみるとその違いは明確です。自然塗料は、あの木の優しい肌触りだけど、ウレタンは皮膜として覆っているウレタンの肌触りだから…。ただ見ただけじゃ区別は難しいですね。ウレタンで覆うと木が呼吸できなくなるから、木が収縮膨張しなくなるんですよね。ようは、木が動かなくなるからクレームも少ないという発想です。ですが木が動いて、隙間ができたりするという事は、それだけ調湿して、我々の体調をサポートしてくれているという事ですから、隙間=クレームが全て正しい訳じゃないと思うんですが…。

弊社でお造りしたテーブルなどで、事前に「隙間がやがてできたり、まだそれがふさがったりしますよ」、「ふさがらない隙間もあるかもしれませんよ」とお伝えするのですが、その隙間を見ては生きている木、生きているテーブルを感じて、晩酌がウマイ!…なんておっしゃるお客様もいらっしゃいます。そう考えてみますと、建築業界ではウレタンの長所と言われ続けてきた木が動かないという点も、お客様のご要望、ご希望しだいということになりますかね。

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Q5. 木の素材としての長所は?

いろいろあるんだけど、代表的なモノとしては

1.呼吸するから結露しづらい
これは、「木」に似せたシート張り製品は結露しやすく、それによってシートがはがれやすいって事が言えるし、

2.熱伝導率が低い
これは、「はし」を思い出してもらえればわかるけど、熱さ・寒さを伝えづらいんだ。アルミニウムは木より2000倍!も熱を伝えやすいから、アルミの「はし」で熱いラーメンなんて食べようものなら大変だね、きっと(笑)。「熱を伝えづらいという事は「熱」を遮る事もできるけど、一度温まったら冷めづらいという特性もあるから、床に無垢材を使う事によって、電気・ガスを使わない「天然の床暖房」効果も可能なんだ。

3.目に優しい
「木」は、有害な紫外線をほとんど吸収してしまうから、目に優しいんだ。しかも、金属やプラスチックなどのようにドぎつい反射をせずに、柔らかい反射光に変えてくれるんだ。ある大学の研究では、県内の中学校の木造と鉄筋コンクリートの校舎を比較した結果、木材校舎は鉄筋校舎に比べて近視率が低かったんだって。だけど、そんな目に優しい「木」も、光沢度(ツヤ)の高い塗装をすると紫外線がそのまま跳ね返って、眼精疲労の原因となるので注意が必要なんだ。そのほか、「ダニに嫌われる」とか、様々な良さがあるんだよ。

4.発煙性

まずひとつ、これは「ほんとうの木」と「ニセ物の木」との大きな違いとも共通するんだけど、「住まい」の中で最悪の事態=[火災]の際に、「天然素材」である「木」が、皆さんの身体を守ってくれる可能性が高くなるって事なんだ。

《参考資料 発煙性》
CO2(木材他)  ------------------------  30,000ppmでも1時間大丈夫
CO(木材他)  --------------------------  400〜500ppmで1時間大丈夫
塩化水素(塩化ビニル)  ----------------  50ppmで1分で倒れる
ホスゲン(塩化ビニル)  ----------------  5ppmで1分で倒れる
シアン化水素(ナイロン・羊毛・絹)  ----  40ppmで1分で倒れる
アンモニア(ナイロン)  ----------------  1,000ppmで1分で倒れる

これは、天然素材と人が造り出した化合物に、いかに燃えた際の煙の毒性に差があるのか?!を表したモノなんだけど、同じドア1枚でも、「もし?!」燃えた際にいかに「ニセ物の木」が危険かがわかるよね。それは、「木」だって炭素を取り入れて生長するから、燃焼時にそれを放出するので無害とは言えないけど、ポリ塩化ビニルは、燃焼時にその煙を人体にとって許せる範囲に薄めるためには実に5,800倍!!もの空気を必要とするんだ。

いかに化合物系の材質が大量の煙を出すかがわかってもらえるかな?。だから、木を呼吸できなくして、燃えた際に毒性を放出する我が国では、火災による死者の方々の約4割が煙による中毒死なんだ。そして、残りの方々の中にも煙に巻かれて倒れたために焼死された方が相当数含まれていると推測されているんだ。もちろん、住まいを新しくするのに最悪の事態を考えるのは嫌だけど、そんな際にも私達を守ってくれる可能性を考える事=[危機管理]は必要だと思うんだけどなぁ。

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Q6. 木の素材としての欠点は?

もちろんあるよ。例えば、調湿をいくらするといっても、あまりに乾燥した状態では「木」は水分を放出しきって割れてしまうんだ。「木」は均一じゃないから、どんなに注意深く選定して施工しても割れてしまう事はあるし、音を伝えやすいから、マンションなんかでは施工に注意が必要なんだ。それに、呼吸するって事は、「木」は木材となっても生きているわけで、曲がったり、反ったりする事もあるしね。それに、同じ樹種でも不均一である事。人の顔と同じ様に同じ木は世界中探しても無いからね。オンリーワンとしての長所でもあるけど、鉄なんかみたいに、太さや厚さで強度が一緒という訳にはいかないからね。

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